「お風呂や寝る時、必ずイヤと言います。どうしたらよいのでしょう」
満2歳の男児 |
お風呂に入らせようとした時 | 寝る時 | ||||
子ども | 母親 | こんな言葉で! | 子ども | 母親 | こんな言葉で! |
@「イヤ」
A「イヤ」 B「入らない!」
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@「お風呂に入るよ!」
A「一緒に入ろう」 B「入らないの?」
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@「そろそろお風呂に入ろうかな。」(顔を見ながら提案する)
A「そうか、今遊んでいるんだよね。終わったら入るの?」「じゃ、お風呂入ろうって言ってね」 次の遊びに移る前に「これが終わったら入るって言ったよね。」「終わったら入ろうね」と、確認することが大事! |
@ 「イヤ、遊ぶ」 A 「イヤ、(今)遊ぶよ。」 B「寝ない!」
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@「もう寝るよ。」
A「明日いっぱい遊ぼ。」 B「寝ないの?」
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お風呂のケースのように言い方をかえる。
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お風呂のおもちゃを使って「ぞうさんと入ろう」とか、「イルカさんが呼んでいるよ」と言って、どうにか入らせようとしましたがだめでした。
何を言ってもだめなので、私は「先に入るよ」と言って、子どもを一人部屋に残し浴室に行くと、やっと後からついてきて一緒に入りました。(母親の言葉) |
「ママは先に寝るよ。遅くまで起きているとおばけがくるよ」と言って寝室に行こうとすると、「早く寝よう!」と言って、寝室に行きます。(母親の言葉) | ||||
俗に言う反抗期のお子さんですね。こんな時期のお子さんには、早め早めに、次は何を行うかを教えてあげること・心の準備を与えることが大切です。それでも「入らない」と言われたり、右のケースで「寝ない」と言われた時には、C「そういえば、このまま起きていると、明日朝おはようって起きた時、お昼になっちゃうよね。」「そうしたら、お昼ごはんの前に遊べなくなっちゃうよ。わあ、大変。明日、朝公園に行ってたくさん遊ぼうって思っていたのに遊べなくなっちゃうね。」「早く片付けて寝ちゃおうか?みんなと遊ぶの楽しみだねえ。」。このように前向きに言ってください。くれぐれも「寝ないなら勝手にしなさい!」とか「言うことを聞かない子は知らない!」などと言わないようにしましょう。Cのように話してもだめなら、さっさと母親だけ寝る体勢に入ってください。横になったら目をつむり子どもが何をしても(話しかけても)知らん振りしてください。(その際、危険なものが周りにないように配慮する)子どもが遊んでいるから、起きているからと待っていると、結果的には子どもの「イヤ」という意思が通り、「イヤ」と言えば自分が通ると学習してしまいます。「柔よく剛を制す」と云う言葉があります。子どもが「イヤ」と言っても強く出ず、落ち着いてやさしく言う事が大切です。そうでないと、いつまでたってもお互いに空回りするだけです。 |