オムニ式「語りかけ」幼児教育メソッド

 たまたま手にした新聞に大きく「コミュニケーション力・相手の要求を理解し、働きかけ、動かす力」と書かれた文字が目にとまりました。マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社代表取締役の松本大氏の話が紹介されていたのです。一部をご紹介します。 

「社会に出てから求められる力の一つとして、視覚や能力といった自分の中にあるネタ(知識や能力)の多さが考えられます。…しかしそれよりも、自分のネタをうまく社会が望むような形で出力し、さらに働きかけた相手にしっかりと影響を与えて、行動を喚起する事のほうが大切なんじゃないかと私は思うんです。それこそ、コミュニケーションの力ではないでしょうか。…

自分が何を思っているかということより、マーケットの状況がどうなっているかを知る事の方がはるかに重要。ものを売る時にも、企画を考える時にも、さらに社会に出る前であればテストの問題を解く時にも、常に自分が対峙している相手が何を求めているのかを理解することが大切なんです。

…『自分の中に優れた考えがあっても出力できなければ無用の長物』どんなに自分の中にいろいろな考えがあっても、自分の考えを相手の聞きたい形で出力することができなかったら、その考えは無用の長物です。…」

今回、私の書いた文章や題割りに対し、出版社の編集長さんがつけた題名が『IQ140の子を育てるオムニ式「語りかけ」幼児教育メソッド』というものです。

日頃コミュニケーション能力を育てることが大切とオムニパークの保護者の方々にお話してきましたが、編集長さんもそこに着目したのです。言葉を司る仕事である編集者である編集長さんだけに、コミュニケーション能力の欠如について感じられることも多いのではないでしょうか。

一人一人の内面や能力がどんなに素晴らしくても、表現できなければなんにもなりません。また、人と接する時、自分の持っている意見を相手に伝えるには相手がどのような考え方で相手が聞く耳を持っているかどうかを知っていかなければなりません。

これは大人同士だけでも子供同士だけでもなく、親子の間でも成立します。特に聞く耳を持たない子供の場合、「対峙している相手が何を求めているのかを理解する」というくだりが特に重要になってくるのです。

今までも「自分を活かして相手を認める」「表現力を身につける」「我が子に対峙する」ことの大切さをお話して参りましたが、集団生活を営む人間である以上、どんなに時代が変ってもこの部分が変ることはありえません。

どうか、ご自分の価値観だけを伝承しようとせず、子供の心がいまどこにあるのか、こちらの言うことに聞く耳を持って相対してくれているのかどうかをチェックしてみてください。

そして、ご自分も我が子の月齢にあった話し方ができているのか、ご自分の言いたいことを伝えるのに一番適した言葉を使っているのかをチェックするようにしてください。頑張って伝えようとしていても、本当に言いたいことではなく、違うことを我が子は理解しているかもしれませんので。

                      福岡 潤子