4月末のことです。娘達や義理の息子たち、そして孫(6ヶ月)から?深紅のバラとリアドロの人形をプレゼントされました。実は還暦祝いだったのです。母の日に因んで私も母親の一人としての思いをまとめてみました。
赤い帽子・赤いベスト・赤いマフラー・赤いブラウスと、身につけないものをプレゼントされてもどうしようと思っていたのですが、なんと私の大きな花束でした。(後日、生まれて初めてのバラ風呂も楽しみました)。『わぁきれい、わぁすごい、わぁ重たい!』といった感じで、60本の存在感と共に『年を重ねてきたんだなぁ』と還暦を実感いたしました。 自宅のリアドロ人形は、籠のようなベビーベットで寝ている赤ちゃんと、お母さんに絵本を読んでもらっている女の子です。今回いただいた人形は次女になって我が家にやってきました。幸せな瞬間をきりとるリアドロの世界そのもので、お母さんを取り囲む3人の幼子は、見ているだけで温かいものにつつまれ、幸せな気持ちになります。
来年3月には修士課程を終えますが、知りたいこと・自分のものにしたいものはまだあります。『なんて欲張りなおばあちゃんなんでしょう』。半分自分にあきれながら、そう思える自分がいるのは私を支える皆さんのおかげだと感じます。今までの私の人生に関わった方々、良いことも悪いことも含めて全部の事柄・人々に感謝です。偶然誕生日当日、卒園児が真新しい中学の制服姿をみせにきてくれました。1歳から在室した子ども達だったので成長した姿に感慨もひとしおです。卒園児はすべて私の娘や息子。でも、お母様方の母親ではありません。お間違いのないように。 (文、福岡潤子)
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