やっと夏休み

 7月8日に国際ブックフェアにいってきました。昨年は東大の姜尚中氏でしたが、今年の基調講演はノンフィクション作家の佐野真一氏でした。

電子出版元年にふさわしく「負荷のかかる本」を世に送る重要性から始まり、リーダーの条件にまで話がとび、最後は先立った素晴らしい人物についてでした。

これらを通し、「本の質を高める」ことや自分自身を内省し積極的に生きることを示唆する内容でした。

『良書は賢者によって作り出される。そんな訳はないかもしれないけど、しっかり良書をみつけよう』。なんて思いながら、いつもの児童書コーナーや東大出版会や奥野カルタ店などをまわり、足が棒になって帰ってきました。

どんなに忙しくても、時間を作っていつもと違う空気に触れることの大切さを感じました。

教職大学院の前期日程がすべて終わり、母と子のオムニパークも夏休みに入りました。とはいっても早速、夏季保育中で、いろいろな準備に毎日追われています。

でも、子ども達の作品に包まれ、『本当に一人一人みんなかわいい!』との思いに、やっぱり夏休み中でもがんばろうと思えること自体が幸せだと感じています。

ああ、もう東京校にでかける時間です。広島大学で行なわれる日本教育学会、遠いし前後の日程もつまっているしと思いながら、「やっぱり行こう」という心の声に動かされる私です。

                            福岡 潤子