それは通う側が学校を選択できるからです。

バブル経済の頃は余裕のある経済状態をバックに、あたかもブランド品を購入する感覚で私立受験を考えられた方が大勢いましたが、その後の不景気によりそうした安易な考えで受験される方はいなくなりました。ところが、その後も私立小学校への受験熱は衰えません。それはなぜでしょう。それは受験により進学する学校を通う側が選択できる点にあります。

子育ての世界もご多聞に漏れず情報化が進み、あの学校は全体的に成績が良いとか、先生にやる気が無くいじめも多いなど様々な情報が行き交っています。

ただ、そうした状況でも小学校進学に当たって多くの人は子供を地元の小学校に通わせています。評判が悪いと承知していてもです。それは通う学校が居住地により厳然と決められているからです。例え別の学校が良くてもその希望を押し通すにはかなりの時間と面倒な手続きを要します。

つまり、例え地元の学校が評判の悪い学校と入学前に分かっていても、親としては殆どの場合そうした学校に入れざるを得ないのが現状です。

また、現状では評判が良くても、いつまでその状態が継続するかも定かではありません。というのは、公教育においては学校のカラーを左右する校長や教頭に数年ごとの異動が義務付けられているので、長期間にわたって学校のカラーを継続するのは困難な状況にあるからです。またリーダーシップがあり、教え方に定評がある教師がいてもやはり異動を免れる事が出来ません。

つまり公教育の場合は通う側に選択の自由が与えられず、学校のカラーもいつ変わるか分からない環境に子供を通わさなければならないのです。

 

一方で私立校においては、受験という関門や通学距離の問題はあるものの、通いたい学校を自分の子供の特性に合わせて自由に選択する事が出来ます。

教職員においても姉妹校同士の行き来はあっても原則的に同じ学校に勤務する事がその特徴です。また理事会や宗教などにより学校のカラーは公教育以上に明確で、殆ど変化する事はありません。つまり入学前に得た情報内容が卒業するまで殆ど変わらずにいるわけで、選択さえ誤らなければ子供にベストフィットの環境を卒業まで与える事が出来るわけです。

また、私立の最大の特徴として、経営形態が私企業と何ら変わり無い事も挙げられます。役所と同じで倒産のリスクの無い公立と異なり、経営努力を怠ったり、時代を読む目を誤ると倒産の危機に瀕するリスクを持ち合わせています。その為に私立では教師の質や、教育環境の質に常に緊張感を持って注視している点も、教育を受ける側にとってはメリットになります。故に公教育では遅々としているパソコンの普及も私立では比較的迅速に導入し、一部の小学校ではモバイル環境を整えて、PHSを使ってデータの送受信を行うという企業顔負けの環境を与えているところもあります。

こうした子供の個性にぴったり合った教育カラーを継続して与えられるのは、私立教育の特性でもあるのです。

 

そうした私立入学の際の関門である小学校受験に対しても、オムニパークでは子育てをする上での良い経験になると考えています。というのは、ドラマ『スィートホーム』や『お入学』にあったようなペーパーテストで文字や数に関する難問を解かせるというスタイルの入試は減っており、昨今は基本的生活習慣やリーダーシップ、自己表現力や運動能力というように受験生を学力の一面だけでなく、あらゆる角度から試す傾向に変化してきている事が第一に挙げられます。

また、ほとんどにおいて保護者に対しても面接や作文を課し、両親でしっかりとした子育てに対するポリシーや学校に対する期待を話し合い、明確にする事を要求しています。父親は仕事、母親は子育てという前時代的な区分けをせず、両親が子供をしっかりと観察し、その結果に基づいて受験を決意していなければ合格できないのです。昨今の事件やいじめの背景に親の無関心も重要な要素としてあげられている今、幼児の内に我が子をしっかりと把握し、それを表現する経験は、必ず以降の子育てに大きく役立ちます。

こうしたことから、小学校受験は子供や家庭にとって、決して負担ではなく、良い経験になるとオムニパークでは判断しているのです。

 

 小学校入試は前述の通り、お子さんだけで無く、ご両親も多くを努力して学ばなければなりません。受験で不幸にも不合格になってしまい、その責任を子供にかぶせた結果、子供がすっかり自信を失って、本来の目の輝きを失ってしまったという悲しい事例をいくつも耳にしています。そうした悲劇を起こさない為に、授業料を返金するという経済的な面でのサポート以上に、万一失敗しても、それが子育てにとって良い経験であり、今回の失敗を次回のチャレンジに活かすというプラス思考の子育てができるよう、積極的に両親の指導を行います。その結果、様々な試練を家族中で乗り越えるスキルを伝授し、これからの子育てにそれを活かすようにする事も今回の私立入学コース設立の狙いなのです。

ですから、万一の際に、「おまえの努力が足りないからだ、時間と金を損した」というような親はオムニパークでは絶対作りません

もともと、オムニパークの教育方針はある一面に偏らないトータルな子育てを子供だけでなく、両親にもお教えし、楽しい家族環境で子育てが出来るようにすることにあります。

ここでの提案は決して公教育を否定するものではありませんし、私立校に問題が無いわけでもありません。私どもは公教育に携わる多くの素晴らしい先生や数多くの実績を残している学校を承知しています。ただ、現行の制度においては全ての子供がそうした先生に教えを受け、素晴らしい教育環境の恩恵に浴する事が出来ない状況や教育環境のそれぞれの特徴を鑑み、親として積極的に学校教育に関与する方向として、また家族で一丸となって教育についてぶつかる機会として私立受験に注目したのです。

 

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